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①百人一首100枚を20枚ずつに分けたのが五色百人一首です。

 

 五色百人一首は、百人一首100枚を、20枚ずつ5色 (青・黄・ピンク・オレンジ・緑)に色分けしたものです。
 100枚の札を一度に行うと、上級者でも30分以上の時間がかかってしまいます。
 初心者はもっと難しいので、子どもが遊び安いように工夫したものです。
  百人一首の練習用ということでもあります。   
 
 1色20枚で対戦すると、3~5分程度で1試合が終わるので、繰り返して試合することができます。
 当然、勝敗が出ますので子ども達はとても集中して試合に臨みます。その結果、
 
 ・子どもが熱中する

 ・集中力、我慢強さが鍛えられる

 

 といった状態になります。さらに、この五色百人一首を続けていると子ども達に変化が起こります。
 
  ・男女が仲良くなる

  ・百人一首をすべて覚える

 

 現在、五色百人一首は全国各地の多くの小学校で行われています。
 また全国各地で、五色百人一首の大会が行われています。岡山県でも毎年行っています。
 
②ぜひご家庭で五色百人一首をやってみてください。

 

  やり方はとても簡単です。下記はTOSS五色百人一首協会のHPを引用いたしました。
 是非下記を参考にご家庭で取り組んでみてください。
 
 1.対戦相手がが位置についたら、読み手の合図で挨拶、握手をする。

 2.審判は20枚の札を予め切って2つ(10枚づつ)に分けておき、ジャンケンで勝った方が、そのうちの好きな方を取る。
   尚、山になった10枚の1番上の1枚を見て選ぶのであり、全ての札を確認することはできない。

 3.両者は自分の10枚を横5枚、縦2段に並べる。
   自分の札は自分の方に向け、お互いに札の頭をつけるようにする。(横は空けて構わない)
   並べ終わったブロックは、審判が読み手に「準備完了」を片手を上げることにより報告する。

 4.審判は、最後のブロックの準備完了の合図を受けた時点で、「札を覚えてください」と選手全員に告げる。
   この声があった後は、選手は札の位置を移動してはならない。

 5.1分間、札の位置を覚える時間を取る。この時間に、自分の札、相手の札にかかわらず、裏を返して見てもよい。(札の移動はできない。)

 6.1分経ったら、読み手は序歌を読み始める。
   序歌は、例えば次のようなものを読む。(向山式)
   百人一首に含まれていないものならばどんな和歌でもよい。

 

  ご用意よければ 空札一枚

    東海の 小島の磯の 白砂に 我泣き濡れて 蟹と戯る

 

 7.読み手は上の句と下の句を1回ずつ1読む。
   出札(読まれた札)が見つからないブロックがあっても、待たずに次の札を読み始める。

 8.札を取るときには「ハイ」と声を出すように指示し、取った札は自分の手元に置かせる。
   自分の右か左かは特定しないが、場の札と間違わないように、裏返しにさせる。

 9.両者の手が同時に札に触れた(ついた)ときにはジャンケンで素早く決める。
   手が上下に重なったときは、下に手がある者が早い。

 10.進行中に、どちらが取ったか分からない、ジャンケンに時間がかかった等のトラブルがあり、次の札を読むのを留めて欲しいと判断した審判は、すぐに片手を上

    げ、読み手に合図する。
    手が上がったのを確認した審判は、一時、読み上げをストップする。
    審判は、トラブルが終了した時点で挙げていた手を下ろし、それを確認したら、読み手は読み上げを再開する。

 11.札を取るとき以外は、自分の手のひらを自分の体のどこか(普通は膝か腿)につけておく。
    手をかざしながら札を探してはいけない。
    審判が注意をしても繰り返すようならば、相手の邪魔になったとして、お手つきとして扱うこともある。

 12.試合中、場の札の枚数が減った場合にも、札の場所を覚えて試合をしているので、空いたスペースに、札を移動させてはならない。

 13.次の札を読み始めたら、それ以前の札は取ることができない。

 14.試合中(1枚の勝負がついて、読み手がまだその札の残りの部分を読み上げている間)に、取り札の裏の上の句を見てもよい。ただし読み始めたら見てはいけ

    ない。

 15.読み手は、17枚を読んだ時点で読みを終え、審判は両者が取った札の数を数える。多く取った方が勝ちとする。

 16.両者の取った札の枚数が同じだった場合には、審判は素早く片手を上げ、読み手に「勝負の1枚」を読み上げることを要求する。
    この「勝負の1枚」は、試合で読まれなかった3枚の中から1枚を読み上げ、この札を取った者が勝ちとなる。
    または、この札でお手つきをした者の負けとする。
    ただし、この1枚はあくまで「勝敗を決めるために読み上げる」のであるから、「取った枚数」には含めない。

 17.試合終了後は、審判は速やかに取った枚数と勝敗とを用紙に記録する。この作業が完了するまで、参加者はその場を動いてはならない。

 18.全ての対戦カードの記入を確認したら、読み手は「有り難うございました」と挨拶を促し、各審判は握手、礼をさせる。
    使用した札が20枚揃っていることを確認し、審判は試合の終了を告げる。
    

お手つきルール

 1.間違えた札に触れたら「お手つき」となる。
   お手つきした場合には、自分の取った札から1枚、場に出さなければならない。2度お手つきがあったら2枚出す。
   持ち札がない場合には、「1回休み」とする。

 2.自分の前の10枚でも、相手の前の10枚でも、どこの札であっても同じようにお手つきとする。

 3.2人の間に「場」を作る。お手つきの札はそこに重ねて置いておく。

 4.「場」の札は、次の札を取った人が1枚だけもらえる。
   同じ読み上げの中で、片方が間違えてお手つきをし、もう片方が正しい札を取ったとしても、場の札はもらえない。

 5.「場」に2枚以上あった場合には、その次の札を取った人も1枚もらえることになる。

 6.試合終了後に、「場」に札が置かれていることもあり得る。

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